「若い頃は少し食事を減らせばすぐ痩せたのに、40代になってから全然痩せない」。そんな悩みを抱える40代男性は、とても多いです。
先にお伝えしておくと、40代男性が痩せないのは、あなたの努力が足りないからではありません。多くの場合、体と生活が変わったのに、やり方だけが20代のまま止まっていることが原因です。
この記事では、かつて自己流のダイエットとリバウンドを繰り返し、そこから9か月で22kgの減量をした僕の経験をもとに、次のことをお伝えします。
- 40代男性が「昔と同じやり方」で痩せない5つの理由
- 今日から変えられる食事のポイントと、摂取カロリーの目安の出し方
- 忙しい40代でも続けやすい運動の考え方
40代男性が痩せないのは「年齢のせい」だけではない
40代で痩せにくくなると、「代謝が落ちたから仕方ない」と考えがちです。たしかに年齢とともに筋肉は落ちやすくなり、体の変化はあります。
ただ、年齢だけで全部を説明するのは早すぎます。僕がよく見るのは、年齢そのものよりも、次のような「生活の変化」が積み重なっているケースです。
- デスクワークや車移動が増えて、1日に動く量が減った
- 仕事の責任が増えて、睡眠時間やストレスのコントロールが難しくなった
- 会食やお酒の席が増えた
- 20代の頃と同じ量を、同じ感覚で食べている
つまり、変えられる部分はまだたくさんあります。「もう年だから」とあきらめる前に、まずは原因を一つずつ見ていきましょう。
昔と同じやり方で痩せない5つの理由
1. 食事を減らすだけで、筋肉まで落としている
20代の頃のダイエットは「食べる量を減らす」だけでも体重が落ちたかもしれません。しかし40代でそれをやると、脂肪と一緒に筋肉も落ちやすくなります。筋肉が減ると、見た目がしぼんだように見えるうえ、体を動かす力も落ち、結果的に太りやすい状態に戻りやすくなります。
2. たんぱく質が足りていない
朝はコーヒーだけ、昼は麺類、夜は丼もの。忙しい40代男性の食事は、炭水化物と脂質に偏り、たんぱく質(筋肉や体をつくる材料)が不足しがちです。たんぱく質が足りないと、筋肉を維持しにくく、空腹も感じやすくなります。
3. 1日の活動量が想像以上に減っている
運動以外の日常の動き(歩く、立つ、階段を使うなど)も、消費エネルギーの大切な一部です。在宅勤務や車移動が中心になると、この日常の動きが大きく減ります。週に1回ジムに行っても、残りの6日間ほとんど動いていなければ、思ったほど消費は増えません。
4. 睡眠不足とストレスで食欲が乱れている
睡眠が足りない日や、仕事でストレスがたまった日は、甘いものや脂っこいものが欲しくなりやすいです。これは意志の問題ではなく、疲れた体が手っ取り早くエネルギーを求めている状態です。睡眠を削って頑張るほど、食事のコントロールは難しくなります。
5. お酒と「ついで食べ」が積み重なっている
ビールやハイボールそのもののカロリーに加えて、お酒の席では揚げ物や締めのラーメンなど「ついで」に食べる量が増えます。週に何度もこれが続くと、平日に頑張った分が簡単に帳消しになってしまいます。お酒を完全にやめる必要はありませんが、頻度と一緒に食べるものを見直す余地は大きいです。
40代男性が痩せないときに見直したい食事の3ステップ
食事は、いきなり全部を変えようとしないことが大切です。次の順番で、一つずつ整えていきましょう。
ステップ1:今の食事を3日間だけ記録する
まずは何も変えずに、食べたものを写真かメモで記録します。「夜遅い時間に食べている」「間食が多い」「たんぱく質がほとんどない」など、自分のパターンが見えてくるはずです。
ステップ2:摂取カロリーの「目安」を知る
細かい計算が苦手な人は、次の簡単な方法でざっくり目安を出してみてください。
- 体重を維持するカロリーの目安:体重(kg)× 30kcal(デスクワーク中心の場合のざっくりした目安)
- 減量するときの目安:そこから300〜500kcalほど減らす
たとえば体重80kgの人なら、80×30=2,400kcalが維持の目安、減量するなら1日1,900〜2,100kcal程度が一つの目安になります。あくまで出発点の目安なので、2〜3週間ほど体重と見た目の変化を見ながら調整してください。極端に減らすと筋肉が落ちやすく、続かない原因になるので、大幅なカットはおすすめしません。
ステップ3:毎食「手のひら1枚分」のたんぱく質を入れる
カロリーの次に意識したいのがたんぱく質です。目安は、1日に体重1kgあたり1.2〜1.6g程度。体重80kgなら約96〜128gです。数字を追うのが大変なら、まずは毎食「手のひら1枚分」の肉・魚・卵・大豆製品を入れることから始めましょう。コンビニなら、サラダチキン、ゆで卵、納豆、ギリシャヨーグルトなどが手軽です。
より詳しく、たんぱく質・脂質・炭水化物のバランス(PFCバランス)を自分用に計算したい方は、LifeBuildingの無料特典「PFC計算」や「食事テンプレ」も活用してみてください。
忙しい40代でも続けやすい運動の考え方
運動も、20代の頃のように「とにかく走る」「毎日ハードに追い込む」というやり方は、40代ではケガや疲労につながりやすく、続きにくいです。おすすめは次の2本立てです。
週2〜3回の筋トレで「筋肉を守る」
40代のダイエットでは、脂肪を落とすことと同じくらい、筋肉を守ることが大切です。スクワット、腕立て伏せ、ヒップリフトなど、自宅でできる大きな筋肉を使う種目を、1回20〜30分ほどで十分です。最初はフォームを優先し、回数は少なくてかまいません。
毎日の「ちょこちょこ動く」で消費を増やす
一駅分歩く、エレベーターではなく階段を使う、1時間に1回は立ち上がる。こうした小さな動きは、ジムに行く時間がない日でもできます。歩数計やスマホで、今の1日の歩数を確認し、そこから1,000歩ずつ増やすくらいの感覚で始めてみてください。
なお、持病がある方や、治療中・服薬中の方は、食事や運動を大きく変える前に、かかりつけの医師に相談してください。
僕がリバウンドを繰り返したのも
「やり方」の問題だった
僕自身も、かつては極端な食事制限と自己流のトレーニングで、痩せてはリバウンドを繰り返していました。頑張っているのに結果が出ない。その原因は、根性ではなく、やり方と順番にありました。
解剖学・栄養学・トレーニング理論を学び直し、筋肉を守りながら脂肪を落とす進め方に変えたことで、9か月で22kgの減量につながりました。
【体験談:年齢を重ねて痩せにくさを感じた受講者や、やり方を変えて変化が出た具体例について】
僕のコーチングでは、「Be(マインド)→ Do(行動)→ Have(成果)」の順番を大切にしています。「もう40代だから無理だ」という思い込みを外すところから始めると、行動は自然と変わり、成果はその後についてきます。
ダイエットがなかなか続かないと感じている方は、30代男性のダイエットが続かない本当の理由と、続く人の5つの習慣もあわせて読んでみてください。40代の方にも共通する内容です。
まとめ
- 40代男性が痩せないのは、年齢だけでなく、生活の変化に対してやり方が20代のままなことが大きい
- 主な理由は「食事を減らすだけ」「たんぱく質不足」「活動量の低下」「睡眠不足とストレス」「お酒とついで食べ」
- 食事は「記録 → カロリーの目安を知る → 毎食たんぱく質」の順番で整える
- 運動は、週2〜3回の筋トレで筋肉を守り、毎日の小さな動きで消費を増やす
- 極端な制限ではなく、続けられるやり方に変えることが近道
40代からでも、やり方を変えれば体は変えられます。まずは今日の食事を記録するところから始めてみてください。
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児玉 晃祐